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医療従業者の方へ

新庄信英 先生

新庄整形外科医院
院長

太田玉紀 先生

猫山宮尾病院
内科部長 メディカルフィットネスCUOREセンター長

インタビュアー:メディカルフィットネス施設CUORE(以下クオーレ)を開設されたきっかけ、先生の思いをぜひお聞かせください。

太田先生:これまで治療方法には、お薬だったり、場合によっては手術というような、様々な方法がありましたが、その中でも、私としては日頃の食事や運動の生活習慣の改善が一番大切である日常診療の中で感じておりました。そこで、運動療法を主体として、診療ができる現場があるといいなと強く思うようになり、現在メディカルフィットネスにて仕事をしております。

インタビュアー:施設を開設されたことで周りへの影響をお聞かせください。

太田先生:新潟という地域性もあるのかもしれませんが、まず、運動を治療に取り入れるということが、まだそこまで普及していないように思います。そこで、当施設を見たドクターたちからは、「こんなに運動と密着することができるのか」というご感想をいただいております。自分も診療所に取り入れていきたいなと仰っている方がいました。ただ、それを実践するのは自分のところでは難しいので、やはりそういう部分は、医療がしっかりとしたサポートのついた施設に紹介できるとうれしい、というご感想をいただき、それを今、実行しているところです。

インタビュアー:周りの地域・地域住民から、反応はありましたか?

太田先生:まず、「こんなところがあったのか」という形で、ここが運動施設だということが知られていませんでした。「病院にあるから、病院の患者さんしか使えないものだと思っていたが、なんとなく気になってはいた。そうしたら自分も使うチャンスのある施設だったとわかり、よかった」という声を、近隣住民の方からいただいています。
地域の利用者の方からの反響としては、料金があっても、運動することができる場所が県内にあってよかった、というお声をいただくことが多いですね。
大部分の利用者の方は普通のフィットネスだと利用を断られる、あるいは入会したとしても何をどうしたらいいのかがわからないまま辞めていってしまうそうです。しかしクオーレに来たら、自分の健康状態を見てもらえるだけでなく、自分に合った運動を教えてもらえる。実行したうえで、どんな効果がちゃんと出ているかも確認することができるというありがたいというお声をいただいております。
利用者のなかには30km離れたところから車でおいでになる方もいらっしゃいます。その方からすれば、遠くても、安心して運動できるところに来られるだけでなく効果も実感しているとのことです。普段は自宅付近の、かかりつけの開業医さんで診療を受けながら、運動はここに来られるというのは大きなメリットだと聞いています。

インタビュアー:開設してよかったと思うところ何ですか?

太田先生:色々な治療法がもちろんありますが、生活に密着したレベルで、食事と身体活動に取り組むことは、予防であり治療の第一歩と考えます。ここから入り込んでいくことが、患者さん・利用者さんにとって喜ばれるという実感があり、やりがいを感じています。劇的な結果が出る方、現状維持の方、目標達成しているという方など、様々な方がいらっしゃいます。しかし、競争ではありませんので、本人の目標に合わせて、一人ひとりに合わせてその達成をサポートしています。

インタビュアー:施設のお客様の声を教えてください。

太田先生:指定運動療法施設、医療機関に付随する、こういったシステムの運動施設があることを知らなかった、もっと宣伝してほしい、ですとか、もっと普及するといいねというお言葉をいただいております。
他には、普通のフィットネスと違ってプライベートのような空間で混むことが少なく、落ち着いてゆったりできるので、このままの環境を維持してほしいという声はよくいただきます。過去、お客様がどっと増えた時に、ロッカーが混雑したりマシンやスタジオの中も混み合ったりということが起きたのですが、その時に、繁盛しすぎるとお客様の満足度を下げる、もしくは下げかねない状況になるということを学びました。ここについては、運営側が予約の調節をしたり、運動指導員がマシンの使い方の指導や使う順番の誘導をしていくというような取り組みで、サービス低下を防止できると考えております。

インタビュアー:メディカルフィットネス施設を開業されようと思われている方にアドバイスを頂けますか?

太田先生:こういった運動施設は診療の一部にも取り入れることができるので、その医療圏の地域住民の医療のニーズに則した施設づくりをおすすめしたいと思います。開施設者の意向とかコンセプトもおありだろうからそれを優先するのも大切です。しかし収支を考えるのであれば、地域のニーズに即した施設に歩み寄ってお作りなるのも、必要かなと思います。私の経験から申し上げると、例えばうちの経営者が医療法人なりのコンセプトを決めて作りましたけれども、結局のところ、利用者さんにニーズに合わせていかなければ会員を充足させていくところまでには至っていませんでした。

インタビュアー:先生のところは退会率3%ぐらいでしたね。

太田先生:そうですね。入会するまでは敷居が高いらしいのですが、お入り頂ければ、ご満足いただけて、継続していただけるというのが、クオーレの特徴となっております。

インタビュアー:本日はありがとうございました。

インタビュアー:スポーツクラブ「リフレ」という、メディカルフィットネスを開設しようと思われたきっかけを教えて頂けますか?

新庄先生:整形外科疾患で医院に来られる方は、だいたい膝の痛みや腰痛が多いんですよね。
膝の痛みがあると、歩けない、走れない。腰痛もそうですね、動けない。そうすると運動不足になって筋力の低下が起き、メタボになったり、ロコモティブシンドロームになったりします。そういった疾病予防のために筋肉を鍛えるような運動施設が必要だろうということでメディカルフィットネスに興味を持ちました。

インタビュアー:実際開設されて、先生のお考えに合致する利用者は多くいらっしゃいましたか?

新庄先生:そうですね、もう病院に来る方のほとんどはそれに合致しますね。

インタビュアー:病院に来る方の大半はリフレでトレーニングされるのですか?

新庄先生:かなりの高齢者の場合は、やはり通常リハビリテーションや医学的な病院でのリハビリが必要ですけれども、一方で非常にまだ疾患の軽い方はメディカルフィットネスのスポーツクラブで指導して、我々医師が医学的に管理しながら運動して頂くという方法でメディカルフィットネスを利用してもらうというのが私の基本的な考えです。こういった理由でメディカルフィットネスを開設したということですね。
要するにメディカルフィットネスは中高年をはじめとした一般的な人の受け皿として機能させたいということです。超高齢者になるとちょっと難しいですが。

インタビュアー:利用者からのフィードバックをお聞かせ頂けますか?

新庄先生:痛みも軽減するし、血液検査の内容も改善し著明な方は体重が減少していくということで、やはり効果は確実に出ますよね。そうなると、病院とも連携している、ちょっと毛色の変わった今までにない運動施設として口コミ、耳コミで広がっていくんです。
比較的疾患の軽い方へ紹介してもらえるような、信頼を得たスポーツクラブとして、口コミ耳コミで広がっているようですね。

インタビュアー:開設されて現在の先生のお気持ちはいかがですか?

新庄先生:ただお医者さんが運動しなさいと言うよりも、実際にそういう場を提供できるということが大事ですよね。ただ「ウォーキングしなさい」とか、そういう言葉での指導よりも、「ここに行ってこうしましょうよ」と紹介できる場を提供する、ということを実践・実現した意義は大きいでしょうね。
疾病のリスクがある方に医学的に安全に運動できる場を与えて、実際に運動してもらう。そういう場所ですね。
継続も大事ですし、楽しみも大事ですし、そういうスポーツ施設を作ったっていうことの意義は大きいんじゃないかなと思いますね。

インタビュアー:日本でメディカルフィットネス施設は続々と増えていますが、どんな方におすすめしますか?

新庄先生:運動療法を積極的に取り入れたい、運動継続させたい、メタボ・ロコモを改善させたいという興味のあるお医者さんにおすすめしたいですね。要するに運動に理解があって、興味のある先生ですね。

インタビュアー:やはり施設を継続するには、ある程度採算分岐まではもっていきたいと皆様おっしゃいますが、収支的に先生が工夫されたこと、経営者に対するアドバイスを頂けますか?

新庄先生:医療法42条施設、つまり医療法人が附帯業務として行う施設、という範囲がありますよね。
この範囲内に収めようとすると、病院の隣に作らなきゃいけないとか、色々法的な制約があります。僕は楽しみながら運動してもらおうと思い、当初からプールやサウナ、温浴施設が欲しかったのですが、クリニックでは医療保険だけ、患者さんだけで賄おうとするとどうしても経営的に成り立たない。そこで、スポーツクラブを主体として、一般のお客様を呼び込み、さらに医療の補助として、患者さんも利用してもらって採算を合わせるという方法をとりました。
要するに、一部の患者さんだけじゃなく、広い地域にある一般の人を取り込みながら、色々な疾病予防という大きな網をかけて来てもらう、という事をしないと採算が合わない。
スポーツクラブにメディカルっていう要素を加えるとプラスアルファになって、疾病予防とリハビリ目的、両方に合致した施設になる。そうすれば経営的に運営がスムーズになる、っていうことだと思いますね。

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